ジェット類・フロートバルブ新品交換の勧め
ジェットは劣化すると表面が凹凸になって燃料が引っ掛かり易くなります。
新品ジェットと肌で触ってみるだけでその違いは分かるかと思います。
なので、黒く着色したジェットは新品に交換する事をお勧めします。
燃料に異物があると、一度詰まった穴の狭いスロージェットだと特に詰まり易くなります。
また、キャブクリーナーに漬け置きし過ぎたジェット類もジェットが溶けて、表面が滑らかでなくなるので交換が望ましいです。
メインジェット・スロージェット・あとエアージェット。予算があれば、パイロットスクリュー・エアスクリュー等も交換すると良いでしょう。
ジェット類が廃盤の場合の対処法
キタコからジェット類を製造しています。車種検索も可能です。
フロートバルブシートの交換
キャブレターからオーバーフローする場合、このフロートバルブシートかフロートバルブが主な原因となります。
パッキンを交換しなかったり、ドレンスクリューを閉め忘れていると、フロートチャンバーや、ドレンからも漏れてきます。
画像は、新品フロートバルブセットです。Oリングが入っているのが分かるかと思います。これは、フロートバルブシートに取り付けるのですが、Oリングは経年により劣化し、パッキンの役割を果たさなくなります。
フロートバルブを交換すれば症状は改善すると思われている方も多いかと思いますが、フロートバルブとフロートバルブシート間から漏れなくても、Oリングの劣化によりフロートバルブシートとキャブレター間から燃料が下がってきてオーバーフローします。
旧車は特にOリングが劣化していますので、オーバーフローする際は要交換パーツです。目安として、20年経過している車両はいつオーバーフローしてもおかしくないと考えた方が良いと思います。
フロートバルブシートを外した様子。汚れが付着しているので、綿棒やパーツクリーナーを駆使して綺麗に清掃しておきましょう。
フロートバルブシートの取り付けワンポイント
フロートバルブシートを取り付ける際、Oリングが外れないようにゴム対応の浸透潤滑剤や、シリコンスプレーを使用すると良いでしょう。シリコングリススプレーを使用する際は、極少量を塗布し、残りは指でグリスを除去しておきましょう。
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