マスターピストンにグリス塗布でフィーリングアップ

2020年7月17日サブ整備記事,サブ整備記事,ブレーキ系,ステアリング系

ブレーキレバーは、マスターピストンへ弧を描くように押し込みます。水平に押し込む訳ではありませんので、マスターシリンダー内部・マスターピストンとレバー接触部が抵抗になります。
そこで、グリスを塗布する事でスムーズにマスターピストンを押し込むことが出来ますので、グリスを塗布しましょう。

マスターピストンに穴が開いていませんか

ブレーキレバーの種類により、マスターピストンに接触する箇所が「スクリュータイプ」の製品が有ります。
スクリューの出量を調整し、レバーの遠さ調整を簡易的に出来るようにする為です。
しかし、スクリューの先端の端がマスターピストンに接触する事で点接触になり、マスターピストンへの攻撃性が高く摩耗が著しく早いです。スクリューがマスターピストンを削り穴を開けていき、マスターピストンが戻らずブレーキが制動した状態になる場合があります。もし、スクリュータイプのブレーキレバーの場合は、社外のブレーキレバーの交換をお勧めします。また、削れたマスターピストンも交換しましょう。