大抵のバイク整備に対応する必要最低限の厳選工具
紹介する厳選工具は筆者がバイクショップへ実際に持ち込んでいるあらゆる車種のバイク整備に対応した工具です。
出先で整備する際の工具として参考にして頂きたい。
ソケット類
ショートソケット
- [KTC ネプロス]8mm
- [KTC ネプロス]10mm
- [KTC ネプロス]12mm
- [KTC ネプロス]13mm
- [KTC ネプロス]14mm
- [KTC ネプロス]17mm
- [KTC ネプロス]19mm
- [KTC ネプロス]21mm
- [KTC ネプロス]22mm
- [KTC ネプロス]24mm
ディープソケット
- [KTC]8mm
- [KTC]10mm
クランクケースL・Rカバーのボルトがディープソケットでないと外せない場合があるので、8mm・10mmは持っておくと良いでしょう。
六角ビットソケット
- [KTC]5mm
- [KTC]6mm
大抵の六角穴付きボルトは5mm・6mmのビットで対応できます。
それ以外の六角ビットはTONEのビットラチェットセットで対応できます。
変換アダプターソケット
- [TONE]1/2→3/8
- [TONE]3/8→1/2
対応するソケットが無い場合、出先先に1/2ソケットや1/2ハンドルがある場合に使用する機会があります。
クイックアダプター
- [TONE]クイックアダプター
錆ついているボルトを素早く緩める際や延長用に便利です。
エクステンションバー
- [KTC ネプロス]ロングエクステンションバー
- [KTC ネプロス]ショートエクステンションバー
通常ボルトを外す際は常にラチェットハンドルにショートエクステンションバーを取り付けて使用します。
届かないボルトにはロングエクステンションバーを使用します。
ハンドル類
ラチェットハンドル
- [KTC ネプロス]3/8ラチェットハンドル
スピンナハンドル
- [KTC ネプロス] 3/8スピンナハンドル
- [KTC] 3/8ロングスピンナハンドル
ラチェットハンドルで無理に回すとギア部が破損するので荷重を掛けて外れないようなボルト・ナットはスピンナハンドルを使用します。
ロングスピンナハンドルはアクスルナット等に使用します。
スピンナハンドルのJIS規格の許容値は、202N・m(20.59kgf・m)なのでJIS規格に準じて製造されている製品は問題ないでしょう。
トルクレンチ
- [KTC] デジラチェ(測定可能範囲:10~60N-m)
高精度のデジタルトルクレンチです。
サービスマニュアルが無い場合は以下のトルクで締め付けます。
- M6:1.0kg-m(9.8N-m)
- M8: 2.2kg-m(21.6N-m)
- M10:3.5kg-m(34.3N-m)
M6やM8等のボルト径の判断には以下に紹介するノギスを使用します。
ビットラチェットセット
- [TONE]ビットラチェットセット
プラスビット・マイナスビット・トルクスビット・六角ビットが一通り揃っています。
狭い箇所やトルクスを使う場合に使用します。
スパナ類
- [KTC]10mm×12mm
- [KTC]10mm×12mm
- [K+GEAR ラチェットコンビネーションレンチ]10mm×10mm
- [KTC]14mm×17mm
10mmのラチェットコンビネーションレンチは車種によっては重宝するのでお勧めです。
メガネレンチ
- [KTC]8mm×10mm
- [KTC]12mm×14mm
主要サイズが一通り揃っています。
通常、ラチェットハンドルで緩めますがボルトとナットが使われている箇所にはメガネレンチでボルトを押さえます。
ドライバー類
- [VESSEL]貫通プラスドライバー 2番
- [VESSEL]配線ドライバー
- [KTC]マイナスドライバー 3番
- [STRAIGHT]シール外しドライバー
プラスドライバーは貫通タイプです。
20種類以上のドライバーを使いましたがVESSELの持ち手がゴムタイプが最も使い易いです。
マイナスドライバーは、キャリパーのピンプラグを脱着する際と固着したパーツをてこの原理で外したい時に使用します。
シール外しドライバーは、清掃する時とキャリパーのダスト・オイルシール取り外す際に使用します。
スタッビドライバー
- [KTC]ショートスタッビドライバー
ショートスタッビドライバーは持ち手の幅が広いので力が加わりやすく脱着し易いです。
ショートスタッビドライバーでは短すぎる場合はTONEのラチェットビットセットで対応できます。
ペンチ類
ラジオペンチ
- [TOP]ラジオペンチ
- [AZ?]先曲ラジオペンチ
通常は使い易い先曲ラジオペンチを使用します。
カプラーが固着している場合にも先曲ラジオペンチで軽く挟んでこの原理で外せるので重宝します。
ニッパ
- [KTC]ニッパ
使い捨ての結束バンドを切る際に多く使用します。
その他、配線を引き直す際の配線を切る際に使用します。
プライヤー
- ウォーターポンププライヤー
- [ノーブランド]コンビネーションプライヤー
ウォーターポンププライヤーは、スピードメーターのナットの締め付けや力を加えて回す場面に使用します。
コンビネーションプライヤーは、通常のセット工具に入っているものより小さいタイプで持ちやすくタップハンドルを締め付けるのに頻繁に使用します。
その他
キャリパーピストンツール
- [アストロプロダクツ]キャリパーピストンツール
キャリパーピストンを清掃する際に使用します。
持ち手が長いので固着気味のキャリパーピストンにも力を加えやすいです。
キャリパー溝清掃ツール
- [JTC]ブレーキキャリパーほじほじ
キャリパーオーバーホール時にキャリパーのシール溝を清掃する際に使用します。
スクレーパー
- [KTC]スクレーパー
- [INOUE]樹脂製スクレーパー
クラッチ交換やエンジンオーバーホール時のガスケット除去に使用します。
樹脂製のスクレーパーは、ナンバープレートの自賠責保険ステッカーを除去する際やスロットルコーンの接着剤剥がしに使用します。
綿棒
- 綿棒 約10本
キャリパーのスライドピン穴や細かい箇所の清掃やグリスアップに使用します。
グリスを塗布し過ぎるとはみ出てしまうので除去する際にも重宝します。
ノギス
- [シンワ]ノギス
タップ・ダイスやトルクレンチを使用する際にボルト径を測る為に使用します。
また、フロントフォークのオイルシールや各ベアリング類の打ち込み具合もノギスで確認します。
シンワは穴の深さを計測する際に少しガタつきが大きいので予算が合えばミツトヨ製がお勧めです。
ピッチゲージ
- [藤原産業]ピッチゲージ
ねじのピッチを確認します。
間違ったタップ・ダイスを使用してねじ山を潰してしまうとボルトを新品交換するか、雌ネジをリコイルする必要が出てきます。
慣れないうちは事前にサイズを確認してからタップ・ダイスを掛けると良いでしょう。
ブラシ
- [WAKO’S]ブラシ
- 歯ブラシ 硬さ:ふつう
ワコーズのチェーンクリーナーに付属してくるブラシです。
ブラシの硬さ長さ深さも丁度良いので清掃に重宝します。
細かい箇所には歯ブラシを使用します。
マーカー
- [マッキー]油性マーカー 白
白の油性マーカー1本あれば全てに対応できます。
パーツクリーナーとウエスで落とす事が出来ます。
梨地の金属パーツの場合は、キャブクリーナーでブラシで擦ると除去できるかと思います。
ホース
- [ニッポンケミカル]テトロンホース
車両の車載工具にはプラグレンチが入っています。
通常プラグを緩めたらそのまま取り外せますが、社外プラグケーブルをはじめプラグ頭のターミナルナットが取り付けられていないとプラグレンチでは外せない場合があります。
その際、こちらのテトロンホースをプラグの頭に挿す事でプラグを取り外す事が出来ます。
ホームセンターで販売されているかと思うのでプラグを持ってサイズ合わせをして購入すると良いでしょう。
ピンセット
- ピンセット
- 端子磨きピンセット
カプラーの端子が錆びている場合があるので、端子を磨く際に使用します。
ピンセットの先端に800番の紙やすりを瞬間接着剤で張り付けてあります。
磨いた後でリレー以外の端子にはワコーズの接点復活剤ウェットタイプで保護します。
ワイヤーブラシ
- 真鍮ワイヤーブラシ
金属の錆や腐食を除去する際に使用します。
ワイヤーの先端をハサミで短くカットすると局所的な箇所の清掃に優れます。
磨く面積が大きい場合は、ワイヤー部の毛先の長い尻で磨きます。
上記画像よりさらに短くするとより局所的な磨きが得意なブラシになっていきます。
上記ブラシはステンレス製ですが真鍮ブラシを購入しましょう。
研磨力がステンレス製よりも弱いのでパーツの素材に傷を残しにくいです。
ウエス
- マイクロファイバーウエス
キャリパー脱着の際にホイールを傷付けない為など、パーツに傷をつけない保護目的で使用します。
汚れを拭くのにも良いでしょう。
ウエスが汚れたらバケツに洗剤入れて洗って再利用します。
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