ブレーキランプスイッチ(ストップランプスイッチ)
ブレーキランプスイッチとは
ブレーキランプスイッチとは、ブレーキをした際に、ブレーキランプを点灯させるスイッチです。
バイクのブレーキは、フロントタイヤのブレーキをかけるフロントブレーキと、リアタイヤのブレーキをかけるリアブレーキから構成されています。
フロントブレーキとリアブレーキを作動させる部品は、ブレーキレバーとブレーキペダルがあり、両者にブレーキランプスイッチが取り付けられています。
ブレーキランプの点灯タイミングを調整したい場合、ブレーキレバーのブレーキランプスイッチは、通常調整は出来ません。リアブレーキペダルのみ、踏みしろに合わせてナットを回して高さ調整する事で、点灯タイミングの調整が可能です。
ブレーキランプスイッチの種類
機械式と油圧式の2種類あります。
機械式はフロントブレーキスイッチは調整はできません。リアブレーキスイッチは調整可能です。
油圧式はフロントブレーキとリアブレーキ共に調整不可です。
機械式ブレーキランプスイッチの仕組み
機械式は、フロントブレーキレバーを握る、ブレーキペダルを踏んだ際に機械的に接点が接触して導通し、電流が流れてリアブレーキランプが点灯する仕組みです。
ブレーキスイッチのカバーを外した画像です。
内部は、いたってシンプルで、画像のようにボタンを離した状態(ブレーキレバーを握った状態)の場合、スプリングの力で接点が繋がり導通し、ブレーキランプが点灯します。
ボタンを押した状態(ブレーキレバーに触れていない状態)の場合、接点が離れ断線し、ブレーキランプが消灯します。
混乱しそうですが、ブレーキレバーを握らない状態が、ボタンを押した状態で導通していない状態です。
ブレーキレバーを握った状態が、ボタンを離した状態で導通した状態です。
油圧式ブレーキランプスイッチの仕組み
油圧式は、フロントブレーキレバーを握ったり、ブレーキペダルを踏んだ際に油圧が一定以上掛かると内部で導通し、電流が流れてブレーキランプが点灯する仕組みです。
純正では、油圧式よりも、機械式が多いようです。
おそらく、機械式の方がコスト面を安く抑えられるのと、交換の際にブレーキフルードのエアかみは物理的に発生しないので交換が容易で、部品費用を安く抑えれられるからかと思います。
ブレーキランプスイッチを交換したらランプ点灯・消灯を要点検
スイッチを交換したら、ブレーキレバーを握って点灯、離して消灯。
ブレーキペダルを踏んで点灯、離して消灯を確認しましょう。
ブレーキランプは後続車に止まることを意思表示する重要な部品ですので、必ず点検しましょう。
故障事例
- 機械式ブレーキスイッチは、雨水等が原因でサビや腐食により接点の接触不良が発生し、導通しなくなりブレーキランプが点灯したままになる
- 機械式のブレーキスイッチは、ボタンとケースの間に汚れが溜まって、ボタンの動作不良が発生し、ブレーキランプが点灯・消灯のどちらかで固定される
- 油圧式ブレーキスイッチも、同様に接点腐食等により導通不良を起こして点灯しなくなる
まとめ
- ブレーキランプスイッチとは、ブレーキをした際に、ブレーキランプを点灯させるスイッチです。
- 機械式と油圧式の2種類ある。
- 機械式は、通常スイッチを離すと導通する。
- 導通不良を起こして、導通しなくなる。機械式ブレーキスイッチも油圧式ブレーキスイッチも基本新品交換対応。機械式はオーバーホールできるが、買ったほうが安い。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません