ボクサーエンジンはオイルを消費する

2020年7月17日サブ整備記事,エンジン系

バイクのボクサー(水平対向)エンジンといえば、BMWです。
横型(honda カブ等)・空冷エンジンは、縦型・水冷エンジンに比べて、エンジンオイルが減り易いです。原因は、縦型に比べて横型は重力の関係でオイルが落ちにくい。水冷エンジンに比べて空冷エンジンは、ピストンとシリンダーのクリアランスが大きく取ってあるので、オイルが燃焼室に上がってきて燃えるからだと考えられます。昔のBMW R100RSは、特に減り易かったようで、一日ツーリングに行って帰ってきたら0.5~1L程減っていたとオーナー様が仰っているほどです。現在は技術も良くなり、オイル消費量が減りました。BMWのサービスマニュアルが入手できるようでしたらそこに「オイル消費量」という項目があると思うのでご覧になってみて下さい。

画像は、R1200RTのスパークプラグ。1気筒に2つのスパークプラグが装着されているツインプラグ方式です。1つは、シリンダーと垂直に、もう1つは、斜め45度位の角度で下側から取り付けられています。このスパークプラグは、下側のもので画像拡大して頂ければオイルが付着しているのがお分かりいただけると思います。電極にはカーボンが溜まっているものが多いです。上側のスパークプラグは、オイルは付着しておらず綺麗な場合が多いです。