バルブスプリング
バルブスプリングとは
バルブスプリングとは、エンジンの混合気をいれる吸気バルブと、排気ガスを排出する排気バルブを、常に閉めようとする方向へテンションをかけるスプリングです。
引用:カーラーフサポートネット
4サイクルエンジンは、燃料と空気(混合気という)をエンジン内部にいれる吸気バルブ・取り入れた混合気にスパークプラグで点火して燃えた排ガスを排出する排気バルブの2種類のバルブが備わっています。
このバルブが開いた時に閉める役割があるのが、バルブスプリングです。
バルブスプリングの素材は、耐熱バネ鋼やピアノ線が使われています。
スプリングを内側と外側の2つを使った複合スプリングや、スプリングのピッチ(間隔)を変えた不等ピッチコイルスプリングが使われています。
また、バルブスプリングの上下には、バルブスプリングシート(写真左)というクッションのような役割をする部品が取り付けられており、バルブコッター(写真右)によって、バルブ本体が保持されています。
故障事例

バルブスプリング製造時に異物混入によって、折損する事例がありました。
スプリングは炭素・ケイ素・バナジウム・クロム等の物質で特性をコントロールしているようで、炭素で硬さ(含めすぎると硬くなるが反面もろくなる)、ケイ素でへたり性、バナジウムで粘りを出し、クロムで耐食性を高めているようです。
これら物質のバランスが不適切であったり、異物混入する事で折損に至るといわれていて異物混入によりバルブスプリングのリコール事例がありました。
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