バルブガイド

2022年1月29日部品用語

バルブガイドとは

出典:BODYSHOP OGI
バルブガイドは、バルブの角度を安定させ熱をシリンダヘッドへ逃す役割を持つ部品です。 吸気バルブと排気バルブの各バルブ1本につき1本のバルブガイドが割りあてられています。 エンジンを始動させると高速に往復運動をしています。エンジン回転数が上がるほど、往復運動の速度は上がり、高温になります。 バルブガイドが高温になると、焼き付きの可能性も出てきます。 焼きつかせないためにバルブガイドが出来ることは溜まった熱をシリンダヘッドに逃がすことと、バルブガイドを歪ませないこと、オイルをバルブガイド内に通して潤滑する事です。 オイルをバルブガイドに焼きつかない程度に、また供給しすぎてカーボン蓄積によるエンジン不調の原因にならないよう、適量のオイルをバルブガイドへ供給するバルブシールという部品も重要です。

故障事例

バルブガイドは、摩耗し内径が広がってきます。内径が広がるとバルブが遊んでバルブの締まりが悪くなり、圧縮漏れが発生する場合があります。 エンジンオーバーホール時は、バルブのガタをみて、ガタつくようならバルブガイドも交換します。 整備難易度が高い箇所になりますので、バルブガイドやバルブシートの交換は、交換してくれる内燃機関のショップに依頼すると良いです。 バイクショップでも、内燃機関のショップに依頼する場合があります。

 

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