クラッチレバー可動部に注油しないと摩耗・フィーリング低下を招く

2020年7月18日サブ整備記事,ステアリング系

クラッチレバーの可動部が錆ている状態です。グリスアップせずに使用を続けると、このようにサビて動作が渋くなります。レバー・ブラケット共に摩耗していきます。
可動部には、液体グリスを吹くか、取り外して万能グリスを塗布しましょう。グリスの方が良いですが手間が掛かりますので可動部(ブレーキレバー、クラッチレバー、サイドスタンド、センタースタンド、チェンジペダル、フットペダル、フロントフォークのオイルシール、リアショックのインナーチューブとアウターチューブ間)に液体グリスで注油しておくと良いでしょう。
サスペンションのシール関係に気を使う方は、シリコンスプレーを使用すると良いでしょう。

クラッチレバーに限ったことでは無いのですが、社外部品のクラッチレバー・ブレーキレバーは、グリスを塗布しないで取り付ける方もいらっしゃいます。サービスマニュアルに、グリス塗布の記述がされていない場合がありますので、それも原因かもしれませんが、可動部(動く箇所)全般に言える事は、グリスのような潤滑剤は必要です。

可動部に注油箇所は、具体的に以下を指します。

  1. クラッチレバー
  2. ブレーキレバー
  3. チェンジペダル可動部
  4. ブレーキペダル
  5. ステップ
  6. タンデムステップ
  7. フロントフォークのダストシールとオイルシール
  8. リアサスペンションのシール 他