バイクのチョークワイヤー交換方法
チョークワイヤーを取り付ける際は、チョークワイヤーのタイコの部分が接触するステー間に必ず遊びを作りましょう。
遊びが無い状態で組みつけるとチョークが作動した状態になって走行中に不具合が発生するようになるので注意しましょう。
今回はチョークワイヤーの交換方法について解説します。
是非、参考にして頂きたい。
整備情報
- 時間: 約30分
- 費用: 約2,000円
- チョークワイヤー:約2,000円
- ショップ工賃: 約2,500円
- 難易度: ★★☆☆☆
作業手順
1.チョークワイヤー取り外し
燃料タンクを取り外しましょう。
燃料タンクは3タイプ程の脱着方法があります。
詳しくは、燃料タンクの取り外し・取り付け方法をご覧下さい。
参考車両の場合は作業の支障となるエアクリーナーボックスを取り外します。
詳しくは、エアクリーナーボックス取り外し・取り付け方法をご覧下さい。
チョークワイヤーを動作させてキャブレター側で動くワイヤーを確認しましょう。
動いたワイヤーがチョークワイヤーです。
キャブレター側のチョークワイヤーの固定ネジを緩めましょう。
チョークワイヤーを手で取り外しましょう。
ペンチを使用するとワイヤーが解れる場合があるので使用は控えましょう。
固定ネジを紛失しないように仮止めしましょう。
ステアリング側のチョークワイヤーを取り外していきましょう。
チョークワイヤーの固定ナットを緩めましょう。
スイッチボックス内に取り付けられている場合はスイッチボックスを取り外してチョークワイヤーを取り外しましょう。
チョークワイヤーをステーから取り外しましょう。
参考車両の場合、チョークワイヤーが左ハンドルから車体右側を通っているので一旦チョークワイヤーを車体右に引き抜きます。
チョークワイヤーをカウルに傷が付かないよう注意して車体から引き抜きましょう。
2.チョークワイヤー取り付け
チョークワイヤーを指定の通り道に通して車体に取り付けましょう。
チョークワイヤーの通り道を間違えると動きが鈍くなったりハンドルが切れなくなる場合があるので注意しましょう。
チョークワイヤーをステーに配置しましょう。
チョークワイヤーをスパナで締め付けて固定しましょう。
樹脂製のねじ山の場合は締め付けすぎると破損するので注意しましょう。
チョークワイヤーのタイコに万能グリスを薄く塗布しましょう。
チョークワイヤーを手でキャブレターのステーに取り付けましょう。
ペンチを使用するとワイヤーが解れる場合があるので使用は控えましょう。
チョークワイヤーのタイコ部分とステー間には必ず遊びを設けましょう。
遊びが無いとチョークは作動状態となってしまいエンジン不調の原因になるので注意しましょう。
チョークワイヤーを固定する固定ネジを締め付けましょう。
取り外したパーツを取り付けましょう。
詳しくは、エアクリーナーボックス取り外し・取り付け方法・燃料タンクの取り外し・取り付け方法をご覧下さい。
Q&A
- チョークレバーの位置が記事のようなタイプではないのですが交換できるか不安です。ネジが同じ箇所に取り付けれるか。
スイッチボックスに取り付けられているタイプはこちらを参考にして下さい。その他のタイプは、チョークレバーが固定されていると思われるネジやナットを取り外していくとチョークレバーに繋がれたチョークワイヤーが現れるので取り外しましょう。取り外したネジの長さが異なるようならネジを2山位挿入してみるとネジの出量が均等になるので、もし均等でなければ均等になるように組み合わせを変えていきます。メーカーもネジの位置に関しては考慮しているようで、よくネジをみると色が変わっていたり、ボルト頭の形状やマークやねじ山が切られているかの有無やボルトの長さが違ったりするので取り付けの際に確認してみると良いでしょう。
- どうしてチョークワイヤーのタイコに万能グリスを塗布するのでしょうか?
- 可動部なのでグリスを塗布しています。ALLメンテナンスでは例外を除いて全ての可動部にグリスの塗布を推奨しています。
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