ホイール部品の役割をカンタン解説
ホイールカラー
ホイールカラーは、ホイール内部のベアリングを押し付けてホイールを支える重要な役割があります。
ホイールとフロントフォーク・スイングアームの間に取り付けられており、アクスルシャフトを締め付けた際にホイール内部のベアリングを押し付ける事で、ベアリングが機能しホイールが回転します。
フロントホイールの場合、ホイールカラーの代わりにスピードメーターの速度を計測するギアボックスセンサーが取り付けられている場合があります。
リアホイールのカラーは、アライメント不良により過度に編摩耗する場合があります。
アクスルシャフト
アクスルシャフトは、ホイールを保持する役割があります。
バイクには絶対に外れてはならないボルトがありますが、その一つがこのアクスルシャフトです。フロントホイール・リアホイールの両方に取り付けられています。
片持ちスイングアームには取り付けられていない場合があります。
ダストシール
ダストシールは、外部からの異物・雨水をホイール内部への侵入を防ぐ役割があります。
雨水はグリスによって侵入を阻止しています。
ダストシールの内側にホイールカラーが入るのですが、高速回転するダストシールにより、カラーには摩耗が発生します。ダストシールだけが削れるのではなく、金属のカラーも摩耗が発生するので、カラーをダストシールに装着して、フィット感が悪い場合は交換する必要が有ります。
ハブダンパー
ハブダンパーは、ホイールとドリブンフランジ間に配置され、動力の衝撃を緩和しホイールへ伝える役割があります。
スプロケットを回して、ガタがあるようなら、スロットルの反応に対して僅かにラグが出るので交換がおすすめです。また、ハブダンパーの配置パターンがあるので間違えないようにしましょう。
ドリブンフランジ
ドリブンフランジは、スプロケットとホイールを繋ぐ役割があります。スプロケットをドリブンフランジに取り付ける際に、スプロケットを走行方向にガタを詰めて取り付けるとよりダイレクトに動力が伝達できます。
ドリブンフランジの内側にもカラーが入っているので取り付け忘れないように注意しましょう。
スピードギアボックス
スピードギアボックスは、スピードメーターのスピードを計測する役割があります。フロントホイールの左側に取り付けられている場合が多いです。
チェーンアジャスター
チェーンアジャスターは、ドライブチェーンの張り調整を行い、アライメントを調整する役割があります。
実は、チェーンアジャスターにはリアアクスルシャフトの突っ張り棒という重要な役割があります。アクスルシャフトが前に出てチェーンが弛み転倒する恐れがあるので、チェーンアジャスター調整後アクスルシャフトを突っ張る形で調整します。
チェーンスライダー
チェーンスライダーは、サスペンションが上下した際フレームへの干渉を防ぐ役割があります。画像は、交換時期を迎えたチェーンスライダーです。
タイヤ
タイヤは、加速、減速、停止を的確に路面に伝える役割があります。
タイヤのコンパウンドにより、燃費が良いタイヤやハイグリップタイヤ等があります。
ホイール
ホイールとは、動力をタイヤに伝える役割があります。アルミホイールや、マグネシウムホイール、カーボンホイールが社外ホイールでラインナップされています。
タイヤバルブ
タイヤバルブは、ホイールに取り付けられており、ホイールとタイヤ間にエアーをいれる弁の役割があります。
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