バルブスプリングシート
バルブスプリングシートは、バルブスプリングが伸縮した際にシリンダヘッドとバルブスプリングの損傷防止の役割のリング状の部品です。
バルブスプリングはエンジンが動作していると伸縮（上下運動）を繰り返します。
バルブスプリングシートは、クッションの役割を担っています。バルブスプリングシートが無い状態ですと、バルブスプリングとシリンダヘッドが直に接触し、アルミ合金のシリンダヘッドが摩耗してバルブの伸縮量が少なくなりバルブが閉じ切らない、また、バルブの柄が傾いてバルブガイドとバルブが焼き付きを発生させる可能性があります。
故障事例
街乗りで折損することはまず無いですが、高回転で常時回していると、バルブスプリングの張力が低下し、バルブスプリングが伸縮に追いつかずバルブスプリングシートをたたいて折損する可能性があります。