キャブレターのフロートバルブ固着時の外し方

前提として、フロートバルブがフロートバルブシートに固着しており、外せない状態としてお話しします。

フロートバルブにフロートと繋ぐ針金が取り付けられています。
針金は、フロートバルブの頭に一方口から押し込むように取り付けられていますので、どの方向から押し込まれているのかを目視で確認して下さい。

針金をマイナスドライバー等で押し込まれている方向と逆方向に押し出すように外します。
フロートバルブから取り外し、フロートと針金を取り外します。

画像のように、フロートと針金が外れ、フロートバルブがフロートバルブシートに残る形になります。

フロートバルブシートに刺さって固着したフロートバルブを、ラジオペンチで回して固着を取ってから引き抜きます。

固着してしまう程の状況に置かれているという事は、相当の間放置されていたことになりますので、フロートバルブ・シートを交換する事が望ましいです。
フロートバルブシートが今回のように圧入タイプの場合は、綿棒にコンパウンドを付けて磨いてみて、綺麗にした状態で取り付けましょう。フロートバルブシートが汚れていると、引っ掛かりが出て、オーバーフローの原因になります。大抵、フロートバルブが固着していると、清掃してもフロートバルブの動きが渋いのでフロートバルブ・シート共に交換をお勧めします。

フロートバルブシートが圧入タイプの場合

圧入タイプの場合は、そもそもメーカーがフロートバルブシート自体を作っていない場合がありますので、フロートバルブシートを引き抜く前に部品が入手可能か要確認です。
ご自身で調べられる場合は調べて頂いて、分からない場合は、ALLメンテナンスに車体番号と部品名を教えて頂ければお調べします。
もし、圧入タイプでメーカーの在庫がない場合、キャブレターオーバーホール専門店に相談してみて下さい。

フロートバルブシートを引き抜く方法

ヒートガンや、沸騰したお湯にキャブレターを入れて温めます。その後、浸透潤滑剤を塗布し、ハンドバイスでフロートバルブシートを挟んで引き抜きます。キャブレター側をしっかり温め、ハンドバイスでしっかり噛ませる事が重要です。噛ませる力加減も潰れないように行います。
難易度を付けるなら最大です。失敗するとその後の救出が面倒になります。
不安な方は、バイクショップかキャブレターオーバーホール専門店がありますので、そちらに依頼すると良いでしょう。

 

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