フロートチャンバーのOリングの再利用基準

2020年7月17日サブ整備記事,吸気&排気系

既存の取り付けられていたフロートチャンバーのOリング。
再利用基準は、フロートチャンバーを真横から見て、Oリングが浮き出ていれば再利用可能です。
画像のように、フロートチャンバーから浮き出ていない場合は既に交換時期を迎えています。このまま再利用すると、オーバーフローする可能性があります。
再利用出来るか微妙な場合は、一度キャブレターを組み立ててサブガソリンタンクを繋いで、燃料をフロートチャンバーに流し込み、オーバーフローしないか点検しましょう。
尚、キャブレターの角度も考慮してオーバーフローの点検をしてみて下さい。スーパースポーツに多いエンジンが前傾のバイクは、キャブレターの角度もそれに合わせて前傾になっている場合があるので、キャブレターも角度を考慮してオーバーフローの点検をしてみて下さい。

こちらは、新品のOリングです。フロートチャンバーから盛り上がっているのが確認できます。
Oリングは潰れるので紙ガスケットと比べて寿命が短いです。

Oリングがフロートチャンバーの枠にはまらない場合

Oリングはガソリンに触れると縮んでフロートチャンバーの枠にはまらなくなる場合があります。縮んだままの状態で取り付けると、Oリングを噛んだ状態で取り付ける可能性があり、オーバーフローする場合があります。
その場合は、指でOリングを全体的に少しずつ伸ばせば再利用可能です。