外装系の整備小技集
樹脂の光沢復活方法
LAVENのプラスチック光沢剤
中性洗剤で洗浄してよく乾燥させた後、LAVENのプラスチック光沢剤を使用します。
画像の左側はプラスチック光沢剤使用直後のものです。乾燥すると綺麗になります。
塗布は少量の方がベタつきが少なく自然になるようです。
ヒートガンで溶かす
ヒートガンで暖めて表面を溶かす方法があります。
ヒートガンで暖めた場合、乾燥するまで5分ほど待つ必要があります。
乾燥しない状態で手を触れたり、ヒートガンを近づけすぎて当たったり、地面に置いたりすると、傷が残ってしまいますので、要注意です。
また、熱で変形しますので、局所的に当ててはいけません。変形したら、また熱を加えて修正していきます。
難しいので、ヒートガンはお勧めしません。ケミカルを使用した方法の方が綺麗に確実に施工できます。
R1200RTのミラーの保護
BMWのRTにお乗りの方ならご存知かもしれません。ミラーを前側から後ろ側へ押すと簡単に外れます。グロメットにツメでハマっているだけです。
もし、何かにミラーをぶつけた場合、外れて地面に落ちる可能性があります。
そこで、ワイヤーをミラーと車体側のボルトを結んでおくと、外れません。これは、R1200RTにお乗りの方が行っていた独自の整備方法ですのでご紹介します。
汎用の透明ニーグリップパッド
タンクを膝で挟んで滑って、気持ちよくライディング出来ない事はありませんか。純正でついている車種もありますが、無い車種の方が多いかと思います。
意外に、ニーグリップパッドは市場で流通が少なく、デザイン的に車種にマッチしないものがあり、付けたくても良いモノが無いと思われている方も多いはずです。
ハンドルグリップで有名なプログリップから、ニーグリップパッドがラインナップされています。透明なので、多くの車種にマッチし、形状もカットして使えるのでお好みのデザインにできます。接着は3Mの粘着シートなので安心。
小傷はコンパウンドで目立たなくなる
立ちごけ傷です。コンパウンドを布ウエスやマイクロファイバーウエスに取り、円ではなく、縦横方向に磨いていきます。すると、このような感じ出来ずを目立たなくさせる事ができます。色を塗りたい場合は、各メーカーからタッチペンがラインナップされています。スプレー缶で塗装したい場合は、デイトナからバイク用のカラーコードを網羅したMCペインターという製品があります。カラーコードはこちらで確認できます。
コンパウンドは研磨剤ですので、表面のコーティングを剥いでしまいます。紙やすりの液体版と考えると分かり易いかもしれません。ですので、コンパウンドを使えば綺麗になるからといって、コンパウンドでメンテナンスするのは控えた方が良いでしょう。コーティングを毎回少しずつ削っている事になりますので。コンパウンド使用後はワックスでコーティングしておくと良いでしょう。
ホイール取り付け前に、フロントフェンダーを取り付けよう
フロントフォークOH時に、ついつい忘れてしがいがちなのが、フロントフェンダー。ホイールを取り付けて何か足りないと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
フロントフェンダーは、ホイールを取り付けてからでも取り付け可能な車種やパーツもありますが、基本的にホイール取り付け後は、フロントフェンダーは付きません。無理に取り付けようとすると、フェンダーが割れる可能性がありますので、ホイール取り付け前に取り付けましょう。
フォークOHしたら、フロントフェンダー取付を忘れずに。
ウェルナットが千切れている場合は交換
ウェルナットの雌ネジ部分の根元から千切れている場合があります。千切れていると、雌ネジが斜めになりスクリューが締め付け出来ない場合があるので、ウェルナットが千切れている場合は交換しましょう。
また、締め付け時、スクリューを力強く押し付けるとウェルナットが外れるので締め付け時は押し付けずにスクリューを回して取り付けましょう。
ゴムハンマーの使い方
燃料タンク後方を支点として、弧を描くように上がる燃料タンクは、ゴムハンマーをフレームと燃料タンク間に配置して支えにすると良いでしょう。支持棒が付いている場合は、そちらを使用すると良いでしょう。
ゴムハンマーでしたらフレームにも燃料タンクにも傷を与えないのでお勧めです。出来れば、端ではなく中央に配置する方が良いでしょう。
燃料タンクのサビは、燃料ポンプ故障の原因になる
燃料タンクが錆の状態で放置すると燃料ポンプが錆により故障の原因になります。
燃料タンクキャップを外して覗いてみて、錆が発生しているようなら燃料タンクの錆取りを行いましょう。
燃料タンクのサビ除去は、2回に分けて行う
燃料タンク上部の画像です。燃料タンク下部は綺麗にサビが落ちていても、上部にはサビが残っている場合があります。
なので、サビの除去は下部と上部の2回に分けて錆取りを行うと良いでしょう。
燃料タンクを外す際は、フレームとタンク間にウエスを噛ます
燃料タンクを外す際、燃料タンクを前傾にするかと思います。その際に、燃料タンクがフレームと干渉して両者の塗装剝げを起こす可能性があります。特に、CBやXJR、ゼファーのような、ゆりかごタイプのフレームは要注意です。
樹脂は締め付け過ぎすと割れるので要注意
カウル等の樹脂パーツは締め付け過ぎると破損するので、通常はカラーが取り付けられています。画像は、ビキニカウルの箇所ですが、おそらく社外カウルかと思われます。純正でカラーが取り付けられていない箇所もありますので、樹脂パーツを締め付ける際は程々にしておきましょう。特に、画像のようなボルトを樹脂を介して締め付ける場合、ラチェットハンドルを使用する場合は力が加わり易くわれやすいので注意しましょう。
割れた場合は、プラリペアで修復は可能ですが跡は残ります。
錆取り剤で小綺麗に
錆取り剤を塗布すると画像のように綺麗になります。サビが気になる方はお試ししてみてはいかがでしょう。
使用したケミカルは、パーマテックスの錆取り剤。デイトナからラインナップされています。
あと、海外でブルフロッグという錆取り専門のケミカルメーカーがあります。是非チェックしてみて下さい。
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