エンジンは分解する前に上死点を合わせる

フライホイールにTのマークが付いています。そのTマークとケース側のスリットを合わせます。

この上死点を合わせる理由は、組立時にカムシャフトの位置関係を合わせやすくする為です。
上死点時に、カムシャフトのケガキはこの位置なのかと確認し、写真に撮っておきましょう。
圧縮上死点でも排気上死点でも、カムシャフトとの位置関係が分かればどちらでも問題ありません。
もし、忘れた場合、サービスマニュアルに記載してありますのでそちらを参考にすればよいでしょう。手早く作業を進めるためには、撮影して確認しておいた方が手早く作業できます。

ハーレーは、フライホイールにTマークが無いと聞きます。そのような車両はプラグホールに細いマイナスドライバーを入れて、クランクシャフトをスピンナハンドルで回して上死点を出します。
TマークにもT1やT2と2つ刻印されている場合があり、もし、うっかり車両を移動させる際にギアが入っていてクランクが回ってしまってどちらか分からなくなる可能性があります。不安な方は写真を撮りましょう。

上死点を合わせても、カムシャフトギアに刻印がされていない場合、ギアの裏側を見て頂くと刻印されています。必ず刻印はあると思いますが、もし、無い場合は、油性ペンやケガキでマーキングしておきましょう。油性ペンでもパーツクリーナーで落ちますので、誤って吹かないよう注意です。

このカムシャフトの位置関係を間違って組み付けると、圧縮できず、圧縮圧力が下がりエンジンがかからなかったり、ほかにも、バルブがピストンと接触して両者損傷する可能性もあります。

ですので、エンジンを組んだ後は、スピンナハンドルでクランクシャフトを回して、念の為、干渉が無いかを必ず確認する事をお勧めします。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

関連記事

  1. 吸・排気ポートのカーボンの様子と除去方法

  2. ギアボックスへのオイル注油方法

  3. ニップルの根元からフルード漏れをするので要点検

  4. オイルフィルターは、オイルを入れてから取り付け

  5. 汎用ガスケットシートを使用した、紙ガスケットの製作方法

  6. フロントスプロケット(ドライブスプロケット)交換方法

    バイクのフロントスプロケット交換方法

  7. 圧縮圧力の測定方法

  8. クラッチフルード交換方法

  9. シリンダー取り外し前に、冷却水を吸い取りましょう

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


ご覧頂き誠にありがとうございます

ALLメンテナンスのWEBサイトをご覧頂き、誠にありがとうございます。本WEBサイトは、バイクの整備情報をバイクメンテナンスするオーナー様に向けて整備情報を発信しております。

拙い記事で分かり難い点有るかと存じますので、その際はお気軽にお聞き頂ければ24時間以内にお返事差し上げております。

バイク好きの皆様のお役に立てれば幸いでございます。

純正部品のご注文(14バイクメーカー取扱可)

最近の記事

  1. 分解前に心配なら写真を撮影する
  2. メモ書きをキーシリンダーに挿してミスを無くそう
  3. 意外と緩みやすい、サイドスタンド取り付けボルト
  4. サイドスタンドのスプリングを簡単に取り付ける
  5. バッテリー電解液の取り扱いは要注意
  6. エレクトロタップの使用は控えよう
「いいね!」押して頂ければ、マニアックなバイク整備情報を配信致します。

バイク整備の無料相談フォーム





バイク整備・修理のアドバイス差し上げておりますので、お気軽にお頼り下さい。24時間以内にお返事をさせて頂きます。
相談費用は無料で回数制限はございません。
バイクの整備用品が必要な際は、ALLメンテナンスSHOPをご利用頂けると幸いです。



例:VT250に乗っているのですが、3年程車庫に入れたまま乗らないでいたら、動かなくなりました。バッテリーとプラグは新品です。動くように整備したいのですが、アドバイス頂けますか?

チェックを入れて下さい

バイク用廃盤ケーブルワンオフ製作のお見積り・ご注文

PAGE TOP