圧縮圧力の測定方法

2020年7月17日サブ整備記事,エンジン系

エンジンが動かない原因は大きく3つしかありません。点火系不良、圧縮系不良、燃料系不良のいずれかになります。
圧縮系不良は、発生する確率は3つの中で最も確率は低いです。一番は燃料系、次に点火系、圧縮系となります。

圧縮圧力を計測する専用工具

圧縮圧力は、コンプレッションゲージという専用工具を使用します。アタッチメントによって、取り付けできない場合がありますので、事前にプラグの径を確認してから適するコンプレッションゲージやアタッチメントを購入すると良いでしょう。

圧縮圧力の数値

圧縮圧力の数値は、サービスマニュアルにて確認して下さい。
圧縮比と圧縮圧力と誤解している方がいらっしゃるかとおもいますが、圧縮比ではなく、圧縮圧力の項目の数値と照らし合わせて下さい。

コンプレッションゲージでの計測方法

コンプレッションゲージでの計測方法と致しまして、スロットルを全開にしてから、キックやセルを回します。針がこれ以上振れないと判断した最大値で計測します。
何回までキックするや何秒までセルと回すといった事では無く、最大値で判断して下さい。
バッテリーは事前に充電して、勢いよくセルが回るようにしておきましょう。

計測中は、スパークプラグをアースする

プラグキャップにスパークプラグを装着して、アースして圧縮圧力を計測しましょう。
理由は、スパークプラグやイグナイターに帯電してしまい、稀にイグナイターがパンクする場合があります。
圧縮圧力テストをした後に、スパークプラグを触った際に手にパチっと電気が流れてきた経験の有る方もいらっしゃると思います。その帯電が過度になるとイグナイターパンクに影響がでる可能性があります。

 

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