ブレーキリザーバータンクの役割と点検箇所

ブレーキリザーバータンクの役割と点検箇所

ブレーキやクラッチ、ラジエターには「リザーバータンク」というパーツが取り付けられています。
別名、リザーブタンクとも呼びます。
リザーバータンクにはブレーキフィーリングを維持する為の意外に知られていない点検箇所があるので一読頂きたい。

今回はリザーバータンクの役割と点検箇所について解説します。
是非、参考にして頂きたい。

リザーバータンクとは

リザーブタンクにプラスチック光沢剤3-2

役割と仕組み

リザーバータンクは、液体の体積が変化する場合に取り付けられる容器です。
役割は、余分な液体を貯蔵する役割があります。

仕組みとして、液体の多くが高温になると体積が増えます。
体積が増えると通常の液面より上昇します。
上昇した液面を貯蔵しなければブレーキフルードは溢れてしまうので容器(リザーバータンク)を用意して受け止めます。

もう1つ重要な役割

キャリパーピストン

リザーバータンクの役割は貯蔵ですが、ブレーキリザーバータンクの場合はもう1つ重要な役割があります。
もう1つの役割は、ブレーキのフィーリング悪化を阻止する役割です。

ブレーキパッドとディスクは、摩耗するにつれキャリパーピストンの出量が多くなります。
赤矢印の指す2つがキャリパーピストンです。

このキャリパーピストンの出量ぶん、ブレーキフルードを多く送り出す必要があります。
送り出すブレーキフルードはリザーバータンク内に充填されているブレーキフルードを使用します。

リザーバータンク内のブレーキフルードを送り出すとリザーバータンク内はマイナスの圧力が発生します。
これを負圧といいます。
負圧が発生すると、ブレーキレバーの感触がフワフワしたようなスポンジーなフィーリングになります。
そこで、負圧を避ける為にリザーバータンクに空気をおくり大気圧状態(気圧を均一)にする必要があります。

リザーブタンクキャップ溝ダイアフラムプレート穴

負圧を避ける対策として、リザーバータンクキャップに溝ダイアフラムプレートに穴が開けられています。
穴を開ける事で外から空気が入るようになり負圧にならないように対策されています。

リザーバータンクキャップに溝が切られているのが分かります。
ダイアフラムプレートの中心に穴が開いているのが分かります。
これらが空気が通る穴です。

点検箇所

  • リザーバータンクキャップの溝
  • ダイアフラムプレートの穴

ブレーキフルードが劣化して固形になり溝・穴が塞がっている場合があります。
塞がれると負圧状態になるのでブレーキのフィーリングが低下します。
特に、原付などの車検が義務付けられていない車両に多いので2年を目安に点検しましょう。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

関連記事

  1. ブレーキランプバルブ交換方法

    バイクのブレーキランプバルブ交換方法

  2. リアブレーキスイッチ交換方法

    バイクのリアブレーキランプスイッチ交換方法

  3. ブレーキフルード劣化の様子

  4. ドラムブレーキシューの残量点検

  5. キャリパーのオーバーホール(原因と対処法の簡単な説明のみ)

  6. バイクの可動部(レバー・ペダル・ケーブル)に使用するお勧め潤滑剤

  7. ホイール脱着後は、ブレーキディスク清掃

  8. フロントフォーク・キャリパー・ホイールは必ず指定トルクで締め付け

  9. マスターピストンにグリス塗布でフィーリングアップ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


ご覧頂き誠にありがとうございます

ALLメンテナンスのWEBサイトをご覧頂き、誠にありがとうございます。本WEBサイトは、バイクの整備情報をバイクメンテナンスするオーナー様に向けて整備情報を発信しております。

拙い記事で分かり難い点有るかと存じますので、その際はお気軽にお聞き頂ければ24時間以内にお返事差し上げております。

バイク好きの皆様のお役に立てれば幸いでございます。

純正部品のご注文(14バイクメーカー取扱可)

最近の記事

  1. バイクの可動部(レバー・ペダル・ケーブル)に使用するお勧め潤滑剤
  2. 分解前に心配なら写真を撮影する
  3. メモ書きをキーシリンダーに挿してミスを無くそう
  4. 意外と緩みやすい、サイドスタンド取り付けボルト
  5. サイドスタンドのスプリングを簡単に取り付ける
  6. バッテリー電解液の取り扱いは要注意
「いいね!」押して頂ければ、マニアックなバイク整備情報を配信致します。

バイク整備の無料相談フォーム





バイク整備・修理のアドバイス差し上げておりますので、お気軽にお頼り下さい。24時間以内にお返事をさせて頂きます。
相談費用は無料で回数制限はございません。
バイクの整備用品が必要な際は、ALLメンテナンスSHOPをご利用頂けると幸いです。



例:VT250に乗っているのですが、3年程車庫に入れたまま乗らないでいたら、動かなくなりました。バッテリーとプラグは新品です。動くように整備したいのですが、アドバイス頂けますか?

チェックを入れて下さい

PAGE TOP